「絶望の果てに 希望をみつけたろ」(自己PR、志望動機編)
2002年3月27日僕は現役で卒業することになったため、
まわりには同い年でも今年就職活動する友人が多い。
昨日もそんな彼らと話していて思ったのが、
改めて自己PRと志望動機って難しいということだ。
自分は自分でもいろんな自分がいる。
スケートしている自分/クラブで踊りほうける自分/
オーガナイズしている自分/音楽聴きっぱなしの自分/
お笑い芸人のような自分/服屋で物を探している自分/
コンビニで接客してる自分/物を陳列している自分/
まじめなことばっかりいってる自分/色々やりたい自分・・・
どれもが大事な自分の要素であり、全てを伝えたいと思う。
そうすると、「色んなことに好奇心旺盛な自分」
ということでまとまってしまう。
当然のごとく最初はそのPRと動機で何処行っても駄目だった。
そんな厳しい状況で、ある商社での面接、
学生5の面接官3の複数面接、
僕が抽象語を並べ立てた自己PRと志望動機で
何とか自分を全て表現しようとしていた。
その途中、面接官の一人が僕の履歴書を放り投げたのだ。
その時点で僕はほぼその面接をあきらめた。
その後面接官が質問してきた。
「例えばうちの会社で何をやってみたい?」
僕は半分やぶれかぶれで、
「クラブのプロデュースをしたい。」と言った。
例えば集客はこう、内装はこう、パーティはこんなの、
スタッフはもっと愛想がいい奴、システム面はこう、
現時点のクラブの問題点なども絡めていた気がする。
とにかく、せきをたててしゃべくりまくった。
すると面接官がいった、
「そんなことうちでやってないよ。」
やぶれかぶれだった僕はいった。
「システム面から参入すればいいし、やってなくたって
構わない、できないなら他ですればいいし。」
随分スレスレの面接だったと思う。
その後、面接官が言った。
「そう言うことを聞きたかったんだよ。なんで最初に
言わないの?そういうのが一番君が見えるんだよ。」
そうか、そうだったのか。
全て伝えようと思っても限られた時間の中で
説明し、納得させるのは難しい。
ゲルタ氏の日記の回でも書いたように、
いいたい事を並び立てても伝わらない。
一番おいしいところを1シーン切りとって
そこから伝えていけばいいのか。
その後、僕は落ちることなく、
その会社をはじめ数社から内定を頂くことができた。
結局その会社には行かなかったが、
その会社を受けてなければ今の自分はないだろう。
でも不思議である。
たくさんある自分の要素の中で
何故その部分を選んだのか、
就活が終わってからも自己分析しても
僕のベースになる部分は間違いなく
あの日思わず口から出たあの言葉であった。
非常にやぶれかぶれの状況にして
初めて僕は自分の持ち味のベースと
本当にやりたいことを口に出したのだった。
これはおそらく偶然であろう。
それが多分コンビニネタでも、勉強ネタでも
駄目だったであろう。
おそらくそのおいしい1シーン、おいしい1企画が
「本当」の自分のやりたいことだということが
伝わったのだろう。
具体的で企画的な自己PR、志望動機だけではなくて
それが自分の「本質」を捉えたものかということ。
あのときはそれを客観的にわからなかったが、
後輩や就活してる人と触れ合っていくうちに、
最近になってやっと僕が内定をとれた
もう一つの根拠を理解することができた。
うーん難しいね就職活動。やるねー、人事。
そしてありがとう。
あの日の面接官をしていた方。
僕と本気で意見を交わしてくれる全ての方。
「絶望の果てに 希望をみつけたろ?」
(ワ―ルズエンド・スーパー・ノヴァ/くるり)
まわりには同い年でも今年就職活動する友人が多い。
昨日もそんな彼らと話していて思ったのが、
改めて自己PRと志望動機って難しいということだ。
自分は自分でもいろんな自分がいる。
スケートしている自分/クラブで踊りほうける自分/
オーガナイズしている自分/音楽聴きっぱなしの自分/
お笑い芸人のような自分/服屋で物を探している自分/
コンビニで接客してる自分/物を陳列している自分/
まじめなことばっかりいってる自分/色々やりたい自分・・・
どれもが大事な自分の要素であり、全てを伝えたいと思う。
そうすると、「色んなことに好奇心旺盛な自分」
ということでまとまってしまう。
当然のごとく最初はそのPRと動機で何処行っても駄目だった。
そんな厳しい状況で、ある商社での面接、
学生5の面接官3の複数面接、
僕が抽象語を並べ立てた自己PRと志望動機で
何とか自分を全て表現しようとしていた。
その途中、面接官の一人が僕の履歴書を放り投げたのだ。
その時点で僕はほぼその面接をあきらめた。
その後面接官が質問してきた。
「例えばうちの会社で何をやってみたい?」
僕は半分やぶれかぶれで、
「クラブのプロデュースをしたい。」と言った。
例えば集客はこう、内装はこう、パーティはこんなの、
スタッフはもっと愛想がいい奴、システム面はこう、
現時点のクラブの問題点なども絡めていた気がする。
とにかく、せきをたててしゃべくりまくった。
すると面接官がいった、
「そんなことうちでやってないよ。」
やぶれかぶれだった僕はいった。
「システム面から参入すればいいし、やってなくたって
構わない、できないなら他ですればいいし。」
随分スレスレの面接だったと思う。
その後、面接官が言った。
「そう言うことを聞きたかったんだよ。なんで最初に
言わないの?そういうのが一番君が見えるんだよ。」
そうか、そうだったのか。
全て伝えようと思っても限られた時間の中で
説明し、納得させるのは難しい。
ゲルタ氏の日記の回でも書いたように、
いいたい事を並び立てても伝わらない。
一番おいしいところを1シーン切りとって
そこから伝えていけばいいのか。
その後、僕は落ちることなく、
その会社をはじめ数社から内定を頂くことができた。
結局その会社には行かなかったが、
その会社を受けてなければ今の自分はないだろう。
でも不思議である。
たくさんある自分の要素の中で
何故その部分を選んだのか、
就活が終わってからも自己分析しても
僕のベースになる部分は間違いなく
あの日思わず口から出たあの言葉であった。
非常にやぶれかぶれの状況にして
初めて僕は自分の持ち味のベースと
本当にやりたいことを口に出したのだった。
これはおそらく偶然であろう。
それが多分コンビニネタでも、勉強ネタでも
駄目だったであろう。
おそらくそのおいしい1シーン、おいしい1企画が
「本当」の自分のやりたいことだということが
伝わったのだろう。
具体的で企画的な自己PR、志望動機だけではなくて
それが自分の「本質」を捉えたものかということ。
あのときはそれを客観的にわからなかったが、
後輩や就活してる人と触れ合っていくうちに、
最近になってやっと僕が内定をとれた
もう一つの根拠を理解することができた。
うーん難しいね就職活動。やるねー、人事。
そしてありがとう。
あの日の面接官をしていた方。
僕と本気で意見を交わしてくれる全ての方。
「絶望の果てに 希望をみつけたろ?」
(ワ―ルズエンド・スーパー・ノヴァ/くるり)
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