1998年 4月3日 午前10時    快晴。
僕達は満開の桜に迎えられて大学の門をくぐった。
その華やかさはこれから僕らが過ごす4年間を予見するように。

2002年 3月24日 午前10時    快晴。
僕達は満開の桜に見送られて大学の門を出た。
その華やかさは僕らの過ごした4年間を思い出させるように。

その桜の華やかさに勝るとも劣らない
華やかな学生時代を僕らは過ごした。

音楽は常に新しい冒険と出会いを僕に与えてくれた。
SKATEは今までにないストイックさを僕に教えてくれた。
ファッションは僕のモノクロの頭を彩ってくれた。
コメディーはいつだって僕の名刺になってくれた。

そして数え切れない大切な仲間達に出会った。
飲み、語り、笑い、遊び、踊り、SKATEし、ぶつかり、泣いた。

就職活動でもがき苦しみ、苦しみぬいて
いままで培ったものを使ってこれから生きていこうと決めた。

2002年 3月31日 午後6時    外はどしゃぶりの雨。
何とかふんばっていた桜達も明日の朝にはもういないだろう。

明日の朝、晴れているならば、
おそらくうっすらと芽生えた 緑 が僕達を迎えてくれるだろう。

それはもう華やかさだけではない 力強さ を秘めた色。
まるでこれから始まる 僕らの道 を映し出すように。

学生時代の宝石のような想い出を胸に
僕らはそれぞれの道を歩いていく。

また飲もうよ。
桜 の木の下で。
それも外堀公園か中目黒で。
両手いっぱいの土産話を持ちよって。


Thanks For Inspiration  「DISCO 2000」/PULP

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